« 2010年1月 | トップページ

2010年3月

映画 『音の城 音の海 Sound to Music』

http://www.otonoshiro.com/

宣伝会社アーエンキーエンさんにご招待されまして

音楽ドキュメンタリー映画『音の城 音の海 Sound to Music』の試写会に

行って参りました!!

どうもありがとうございました、このご縁に感謝です♪

『知的な障害を持つ人たちと、音楽療法家、音楽家たちによる即興音楽。
公演までに重ねられたセッションと対話を丁寧に綴った珠玉のドキュメンタリー。

世界中には様々な人がいて、様々な音があります。何を音楽と感じるのかは人それぞれ。――これは音楽?それともノイズ?

知的な障害を持つ人たちにもそれぞれの感性で感じる音楽があります。

それは躍動する身体や笑顔、些細な動作、小さな声や息づかいの中にもあります。

そんな音楽にそっと寄り添い、共演しようとする、

独自の音楽を模索してきた音楽家たちの楽しい苦闘。

その果てに聴こえてくる音楽はどんな音楽でしょう』

という内容です。

感想を一言で表すと、

本当に本当に、素晴らしかった!!!

わたしの中の『音楽療法』という存在が体現されており、心から共感しました。

まず『療法』という文字がつくので、

『音楽をツールとして心と体を癒すセラピー』として認識されていますし

実際そうなのかもしれないのですが、

わたしは最近活動を再開して、まず音楽療法という言葉にちょっと

違和感を感じてしまっています。

もちろん専門的に勉強しまして、障害のある方々や病気の人々に関して

特別に学習してきたし経験も積んでいるので、

普通の音楽の先生や演奏家と比べると

クライアントと接する上でそれぞれの特徴に関して知識はありますが、

例えば『自閉症の子供』といってもみんな一人ひとり違いますし

それは特に障害として認識されているからだけじゃなくて、

子供ってどんな子もそれぞれ個性があって、

誰一人同じ子なんていないですよね。

だから『これは音楽を使ったセラピーです、治療しましょうね』

とは思っていないのです。

特に再開してから思ったことないですね。

逆にわたしが生徒達(あえてクライアントという言葉は使いません)から

学ぶことの多いこと!

嬉しいことにわたしのことを『先生』って呼んでくれるので

『生徒と先生』という立場なわけですが、

特に即興でひたすらジャムってる時、そこに上下関係も

何にもなくって、お互いがお互いの音に真剣に耳を傾けて

コミュニケーションをはかって、

ハートの中にある音楽を外に出していく、とてもクリエイティヴな作業をする

時間になっているのです。

それがこの映画のコンセプトと共感すべきところなのですが、

音楽というのはコミュニケーションの手段なのですよね。

その中で人間関係を構築して、お互いを尊重して

クリエイティヴな作業をし合うのです。

誰かと演奏するときって、1人で音楽を奏でる時とは違います。

突っ走って共演者を無視してしまうと素敵な音楽は出来ません。

そのことを子供たちもプロの音楽家たちもお互いに学びあっていく姿を

追っていくドキュメンタリーです。

そして伝えているのは、

たとえ他人には不協和音を発しているように聴こえたとしても、

それが演奏者にとって『音楽を奏でている』という認識があれば

それは音楽だということ。

わたしの生徒との即興演奏もそんなスタンスです。

わたしは生徒から自分を開放する、ということを学んだし、

毎回それを呼び覚まして貰っています。

『こうあるべき!』という今まで音楽の先生や学校や周りの人たちから

学んできたルールを取り外しています。

だからそれは聴く人によってはめちゃくちゃにやってるんじゃないの?と

思われるサウンドに仕上がっていくんですけど、

我々は我々の音楽を奏でていて、それを楽しんでいるのです。

だからそれも音楽。

音を楽しむって漢字そのものの作業なのです。

楽しくなかったらそれは音楽じゃないでしょ!

自主制作・自主宣伝というこの素敵なドキュメンタリー、ぜひ

5月に渋谷のアップリンクで上映予定ですので観てみてくださいね。

そして既成概念をとっぱらって

音をひたすら楽しんでいる音楽家たちに賞賛を送ってください☆

わたしは永井くんという中学生(だったっけな?)にノックアウトされました!

アフリカン・アメリカンの血が入っているんじゃないかと思わせるような

天性のファンキーなリズム感!

ドラムスキルに驚愕、そしてダンスの才能にも驚愕、

とにかく天才なんですよ!!

そして観ているこちらも思わず踊りだしたくなるような、

体全体で音楽の中にいる喜びを表現している姿に感動します。

とにかく必見ですよ!!

| | コメント (3) | トラックバック (1)

好きこそものの上手なれ

小さい頃、ピアノの先生が怖くてレッスンに通うのを止めちゃう子の話、

日本では多いですよね。

あと、両親に強制的に習わされて嫌になっちゃった子とか。。

わたしは小さい頃からピアノが大好きで

ピアノのあるお友達の家にいくとお友達ほったらかしで

延々とピアノを占領して弾きまくり、

その子のママからクレームをつけられた(笑)ことが

きっかけでピアノを買ってもらい、レッスンに通わせてもらいました。

父親が仕事で全国あちこち転勤してたので

その度にピアノの先生も変わったりしてましたが、

厳しい先生たちもいましたね。

手を叩かれたりとか、よく話聞きますけど

わたしもよくヒステリックに怒鳴られたりとかしましたよー

(練習ちゃんとしてたら褒められますけどね、普通に)

でもわたしは先生がお手本で弾くピアノはかっこいいなと尊敬してたので

先生が怖いとかあまり感じなかったです。

妹と同じ先生についていましたけど

妹は先生が怖すぎてすぐに止めてしまいましたが・・・

わたしときたら、怒鳴られてその場でしょんぼり反省したり

カチンときたりしてもすぐ忘れちゃって(笑)

根が頑固だし基本的に好きな曲しか練習しないナマケモノであり続けました、

(今でもそうですよ・・・)

私の好きなミュージシャンの音は『音楽が大好きで大好きで

楽しくてたまらない!』って伝えてきます☆

そう聴こえます、だからそういう音やその人たちが心の底から大好きです。

そういう人たちは、好きだからやっているのです。

職業として。

中には『たとえ食べていけなくてホームレスになったとしても、

ピアニストという仕事をし続ける』って高校生の時に誓った友人もいます。

もちろん今でも素敵なピアノを奏でています、

その人は高校の時に初めてピアノを始めたんですよ!

わたしはそんなミュージシャン達を心から尊敬していますし

こう思うのです。

音楽を教える上で『怒ることなんて必要ないんじゃないか』と。

人から言われなくても

好きなら続けますよね。

好きならやめない、絶対に。

そして、好きなら上手になりたいと思う。

もっともっと上手くなって楽しく音楽を奏でたいと思う。

そう思いませんか?

そしてそう思って演奏する人たちの音楽は特別です。

そこに上手いとか下手とか、ジャッジはいらないのです。

わたしもレッスンで怒ったり怒鳴ったりしたことないですね、

そんな必要がどこにあるんでしょうか?

ねえ、やりたくないならやらなくていいよ。

今日はそんなムードじゃなければ、この曲やるのやめようね。

そんな感じです。

言われなくても楽しいことはやりますからね、子供は特に。

そして楽しい、楽しいと全身で表現してくれる子供達と触れ合うこと、

真剣な眼差しで新しい音に挑戦してくれるその貴重な時間が

とても愛しいと感じています。

そして、シェアしてくれて有難いなって。

あとね、いくつになってもやりたいことがあるならやるべきですよ、

好きこそものの上手なれですから!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年1月 | トップページ