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2009年7月

mistakes

音楽の練習において、『間違わないように演奏すること』は

まずひとつのステップですよね?

当たり前のように思って皆練習しているのかもしれないけど

間違わないようにしよう、ということが強迫観念になって

音楽にちゃんと心を開けなくなることもあるんじゃないかと

わたしの可愛いピアノの生徒、パトリックのことを思い出しました。

自閉症の当時8歳の可愛い男の子でした。

ピアノは初心者、でも耳と感性が素晴らしくて

絶対音感で指一本で曲を弾いちゃう子でした。

でも、お母様が『ピアノのレッスンを!』とおっしゃるので

通常の音楽療法セッションと違って自由に弾いたり

一緒に歌ったりする時間も作りながらも、

『5本の指をフルに使って両手で弾く』ということを教えなければならず、

(まあ、その方がより彼の表現も自由になるかもしれないけど)

そうなると『間違っちゃいけない!!』とパニックになって可哀想でした。

わたしの教え方が強迫観念を生み出したのかもしれなくて

なんだか悪いことをしたかも!と思ったんだけど

なだめながらその都度、即興で一緒に歌を作ったり

適当にジャムってみたりしてたら機嫌がよくなるのでした(笑)

本当に可愛い生徒でした。

いま思い返すと、

どうもその強迫観念というのは、

彼のことというより、まず自分のことじゃないかと気づきました・・・遅い・・・

最近、『自由であること』を心で感じようと試みているのですが、

魂の解放、という観点からも

『間違わないで弾かなければならない』

『~しなければならない』という考え自体がそもそも自由ではなく

心が『~しなければならない』と思うことは全てしないように

気をつけていたら、

ピアノもギターもまったく弾く気が起こらないし

向き合えなくなっている自分がいました。

どうも強迫観念が音楽にあったみたいで。

それは楽しくない!!

音楽は楽しいけど、自分が奏でることにそれだけ束縛があったとは

気づかなかった。。

音楽だけではなくて、

今までの人生を振りかえると

『~しなければならない』で動いてきたんだなあ、という発見があり

そんなの、もうや~めた!

と思ってじっとしていたら

『やっぱり音楽がやりたい!!音楽!!音楽!!』

とようやく今朝になって心が伝えてきました

我ながら時間が掛かります。。

自由に表現すること

自由に生きること

音楽に限らず全てにおいて

心が何を求めているかじっと耳を澄ましてみる作業って

とても大切だと思うのです。

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